2では屋根が南北でした。それでは90度回転して東西にすればどの面も
均一に日光が当たりそうです(図)。
しかし、太陽光パネルが最も多く発電するのは南面で、東西面は南面より
15%ほど発電量が減少します(北面は35%減少)。
したがい、必要な電力を得るにはパネルを東西2面に設置します。
そうなれば積雪荷重の偏りは解消します。
その代わり、この建物の屋根は全面落雪となり、落ちた雪の対策が
1面のみよりさらに必要となります。
当事務所は切妻屋根の落雪式ですが、大雪のときはあとからあとから落雪し、
高床ですが雪が軒先まで達したことがあります。そうなると窓ガラスが
雪に押されて割れる危険があるため、雪の山をかきわけ除雪しました。