室内は板壁です。外壁と同じ15ミリ厚の杉板を使いました。
柱面にあらかじめ板の厚みと同じ幅の溝を掘り、そこに板を
落し込みます。
板の上下にも溝を掘り、板が乾燥して縮んでも隙間があかないように
しています。ログハウスの造りに似ています。
この板は床板にも用いており、床・壁・外壁とも同じ材料です。
新築時は板の赤身と白身の部分がはっきりわかる状態でしたが、
日に焼けて一様な色になっています。
補修の必要はまったく無いのですが、一部の板の隙間が
溝以上に広がり壁の中の断熱材が見えています。乾燥不足でした。
地震に対して柱と柱の間にはめ込む、いはば突っ張り棒を連続させる
ようなものですから、揺れを抑える効果があると思います。