環境について

地球温暖化は危機的状況か?-2

木や草花をはじめ植物プランクトンに至るまで、光合成で生育に必要な

物質を生成する植物にとって、二酸化炭素(CO²)は成長に不可欠な存在です。

動物は植物を食べることにより、生存維持と成長に必要な物質を摂取しています。

もちろん、われわれ人類も同様です。

渡辺 正 東大名誉教授の論考(2025.3.19付 産経新聞「正論」)によれば

1億~2億年前の恐竜全盛時代のCO²の濃度は今より5~10倍高かったと

推定されています。その当時、恐竜たちが食べていた植物の子孫である

現生の植物にとって、現在のCO²の濃度(400PPM)は薄すぎるため

ハウス栽培では石油や天然ガスを燃やしてハウス内のCO²の濃度を

外気より高くして(800~1200PPM)、作物の生育を促進しています。

恐竜時代の気温は現在より3度高かったといいますが、熱暴走など起きず

恐竜をはじめ多くの生物が栄えていました。

このことから仮にCO²が今より倍増し、それにより気温が上昇したとしても

生態系にとってはむしろ、過ごしやすい環境になると予想されます。

国連が主張する、「温暖化で生態系が破壊される、その主因はCO²だ」の

根拠は生物進化の歴史からみて薄いのです。

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