電気料金の内訳をみると、「再エネ発電賦課金」の名目で
使用電力1キロワット時当たりの金額が表示されています。
今年度(2025年)は、わが国政府により3.98円に設定され、
通常の電気料金に、この再エネ発電賦課金が上乗せされます。
標準家庭(月400キロワット時消費)の場合、月額400×3.98=1,592円上乗せされます。
年額で19,104円、わが国全体で年間3兆円の負担増です。
再エネ発電賦課金は、太陽光や風力発電などの二酸化炭素を排出しない
再生可能エネルギーを導入するための原資となるもので、
わが国政府は全エネルギーに占める再生可能エネルギーの
割合をさらに高める政策をとっているため、再エネ賦課金は2032年度まで
毎年上がる見通しです。
しかし、気候変動が危機的な状況にあるとの認識に懐疑的な意見が
少なからずあるのに、炭素を減らせばよいとばかり、お天気任せの
不安定で効率の悪い再生可能エネルギーに我々のお金を注ぎ込むのは
いかがなものでしょうか。それに不安定な再生可能エネルギーを補うため
従来の火力発電所が稼働している状況では、「脱炭素」?でしょう。